福井県の田んぼしかないような田舎町で育ちました。今でもなまりが抜けません。
小学校2年生の時にバレエを習っていた級友に影響されて、母に「どうしてもやりたい」とお願いしました。体が柔らかくて床にぺたっと、開脚ができるのを見せたら、納得してくれたようです。
その後、中3の途中まで6年半、地元のスクールに通い続けました。
モーニング娘。を知ったきっかけは、担任の若い男の先生が教卓の引き出しにこっそり入れていたCD。
そのころから少しずつ「娘。」を意識するようになりました。

 中学校には全国大会レベルの実績を持つ合唱部があり、新入生勧誘時の先輩方がカッコよかったので迷わず入りました。
毎日他部の生徒が帰る時間をとうに過ぎても、必死に練習をしていましたね。
中3からは声楽のレッスンにも通い始めました。
高校では音楽系の学科への進学を希望していたからです。
宝塚にもあこがれていました。夢を目指し歌と踊りのけいこづくしだったあのころが懐かしいな。

 そんな中「娘。」の5期オーディションを締め切り直前に知りました。
ぎりぎり応募が間に合って名古屋や東京での審査や合宿での最終選考を経て合格した時は呆然としました。
負けず嫌いの性格ですが、まさか選ばれるとは思っていませんでしたから。

 この世界に入って苦労したのは、何よりも「歌い方」です。
合唱部のころは楽譜でしっかり曲を覚え、裏声で歌うように教わってきました。カラオケは禁止です。
ところがポップスは地声で16ビートが基本。
プロデューサーのつんく♂さんからは「音楽は楽譜がすべてじゃない。表現力だ」と加入当時言われました。

 今年「娘。」は結成10周年。中国人留学生も2人加入して新しい時代を迎えました。
記念すべきこの年にリーダーを任され、とても幸せに思っています。
コンサートは年間約70公演、イベントなどを含めると年間100公演を超えます。
へとへとになるほど疲れることもありますが、多くの方々の共感を得られるような心のこもった歌を、一生懸命歌っていきたいです。




今回はごらんの通りこの前に毎日新聞さんからインタビューをうけた愛ちゃん
のことを書きました!!!